中央ビルト工業株式会社 住友林業、米国で独自の10階建て木造ビル振動台実験を実施/
- 最終更新日:2023-11-30 09:49:38.0
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【ニュース 2023/11/30】オリジナルのポストテンション仕様と日本の耐震基準で検証し、高い耐震性を証明
◆フェーズ1では無損傷
住友林業株式会社は11月22日、米国での振動台実験により、同社10階建木造ビルの実大振動台の高い耐震性が証明されたと発表しました。
同社は米国の「NHERI TallWood Project」の参画企業として、ポストテンション耐震技術で建築した10階建て木造ビルの耐震性能と建築技術を検証しています。
4月に行われた第1フェーズでは、米国西海岸地域の災害レベルに基づいた地震波で耐震性を検証し、無損傷でした。
◆フェーズ2では阪神・淡路級大地震に耐えた
第2フェーズは7月末~8月初旬、第1フェーズの試験体を改修し、日本の耐震基準の地震に耐える同社オリジナルのポストテンション仕様にして実施しました。
検証では、同建物に日本の耐震基準相当の地震波、南海トラフの巨大地震動、阪神・淡路大震災の地震波、米国基準最大想定地震波を計51回加振しました。
その結果、加振による振動エネルギーの多くをダンパーで吸収し、阪神・淡路大震災級の複数回の揺れにも安定性を保つことができました。また各加振終了時、構造躯体は直立状態に自ら復元し、木材を含む構造躯体に損傷はなかったとしています。
基本情報住友林業、米国で独自の10階建て木造ビル振動台実験を実施/
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