アルミニウム業界のカーボンニュートラルに向けた動向と展望矢野経済研究所

矢野経済研究所のアルミニウム業界のカーボンニュートラルに関するマーケットレポートです。

最近では資源循環を通じた低炭素化の手段として水平リサイクルの取り組みが活発化している。現状、工程内端材等を使用した水平リサイクルがほとんどであるが、使用済み製品を対象とした水平リサイクルシステムの構築に向けた動きも見られるようになってきている。市中アルミスクラップの安定調達面等、課題は多いものの、鉄道車両や太陽電池、樹脂サッシ等での取り組みが進みつつあり、今後の動向が注目される。
本レポートでは、国内企業にヒアリングを実施し、海外企業事例および動向も参考にしつつ、日本国内におけるアルミニウム業界のカーボンニュートラルに向けた取り組み、アルミニウムのリサイクル技術、グリーンアルミやアルミニウム再生地金の動向、参入各社の取り組みや今後の事業展開の方向性などを明らかにするとともに、アルミニウム業界のカーボンニュートラルを取り巻く環境や見通しについて分析を行っている。

発刊日：2023/02/14　体裁：A4 / 144頁
価格（税込）：165,000円（本体価格：150,000円）

関連リンク - https://www.yano.co.jp/market_reports/C64113900

基本情報アルミニウム業界のカーボンニュートラルに向けた動向と展望

■ポイント
資源循環がもたらす素材産業の新しい景色
・Scope 3の排出量の把握こそがカーボンニュートラルの出発点
・鋳造需要の縮小を見据え展伸材to展伸材の動きが本格化の兆し
・水平リサイクルの課題は異合金の混在と混入、解決策として期待されるLIBS
・需要増加とCO2の排出量削減はニコイチ、ユーザーから選ばれ続ける素材である為にはサプライチェーン全体での取組みが重要
・不透明な世界情勢に左右される新地金に懸念、合金ユーザーの中にはロシア産敬遠の動きも
・再生可能エネルギーを活用したグリーンアルミの供給が世界で拡大、不活性アノード等の次世代電解技術の実用化も着々と進行
・戦略的調達に向けてサプライヤーとバイヤー以上の関係構築を
■構成
第１章　アルミニウム業界のカーボンニュートラルに向けた動向と展望
第２章　アルミニウム業界の動向
第３章　アルミニウムメーカーのカーボンニュートラル戦略
第４章　アルミニウムユーザー動向
第５章　アルミニウム業界関連企業の展望と戦略
発刊日2023/02/14　体裁A4/144頁
価格（税込）：165,000円（本体価格：150,000円）