強化土エンジニヤリング株式会社 恒久グラウト注入工法『エキスパッカ工法シリーズ』
- 最終更新日:2019-12-03 14:03:04.0
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「恒久グラウト注入工法」は薬液注入工法の一つです。本工法の改良目的は本設改良でありますが、近年仮設改良目的の注入工法としてもその適用範囲が広がっております。使用する注入材は恒久性の理論と実証がなされた「恒久グラウト」を使用し、その注入形態は地盤の堆積状態(骨格構造)を乱すことのない浸透注入形態となり、地盤を均質に改良することを原則としています。
『エキスパッカ工法』は注入外管に袋体(ジオバッグ)が間隔をあけて取り付けられ、その袋体を膨張させ、地盤に定着してソイルパッカを形成し、大きな空間から注入を行うことにより、浸透注入を実現し、広い範囲を急速に改良することを可能にしました。
エキスパッカ工法シリーズにはエキスパッカ-N工法、エキスパッカ・NEO工法、3D-EX(エキスパッカ)工法、エキスパッカロータスルート工法などがあります。
【大規模野外注入試験による19年の長期耐久性の実証】
恒久グラウト(注入材)と注入工法(エキスパッカ工法など)を組み合わせた大規模野外注入試験による浸透固結性と経年固結性の実証試験などの成果が評価され、平成14年度地盤工学会技術開発賞(米倉、島田)を受賞しています。
基本情報恒久グラウト注入工法『エキスパッカ工法シリーズ』
大規模野外注入試験後も長期耐久性の確認試験は継続され、2018年には試験後19年目の経年固結性を確認しています。また東日本大震災以前に本注入材で液状化対策工を実施していた箇所について震災後追跡調査を行った結果、改良地盤に被害がないことを確認しています。
【施工手順と特徴】
1)注入外管建て込み後、ジオバッグ(袋体)を膨張させて柱状の浸透源を構築する。
2)ジオバッグ内に充填されたジオパックグラウト(注入材)が一部透過し、ジオバッグ周辺の地盤を弱アルカリ化(ソイルパッカ)する。
3)ソイルパッカにより注入管伝いのリークを防止する。
4)大きな柱状浸透源から注入を行うため大吐出でも低圧注入が可能です。
【本設注入試験センターの完備】
・本設注入試験センターでは、現場採取土を用いた事前配合試験を行い、そこから得られたデータに永年の産学協同研究による知見を付加することで、より信頼性の高い品質を施工会社、企業主等の関係各位に提供しています。
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用途/実績例 | 【専用注入材】 エキスパッカ工法は下記の専用注入材を使用します。 ・高強度恒久グラウト:無機懸濁型「ハイブリッドシリカシリーズ」/用途:高強度地盤改良、ゲルタイム:数秒~数十分 ・溶液型恒久グラウト:無機溶液型「パーマロックシリーズ」/用途:液状化防止、ゲルタイム:数秒~数十時間 ・シリカゾルグラウト:無機溶液型「ハードライザーシリーズ」/用途:止水・地盤改良、ゲルタイム:数秒~数十時間 ・特殊グラウト:無機懸濁型「ジオパックグラウト」/用途:ジオバッグ充填材、シール材、ゲルタイム:数十分 【施工事例】 ・構造物直下の補強・液状化対策 ・基礎の耐震強化 ・開削工事に伴う底盤改良 ・タンク基礎における遮水壁構築 ・護岸の吸出し防止・補強 ・トンネル掘削工事の伴う補強 ・地中連壁欠損個所の補強 など70件以上 ※詳しい技術資料・カタログは当社HPの問い合わせフォームよりご請求下さい。 |
カタログ恒久グラウト注入工法『エキスパッカ工法シリーズ』
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