株式会社東北テクノアーチ
最終更新日:2023-08-21 16:00:34.0
東北大学技術:水素同位体常温分離:T20-3045
東北大学技術:水素同位体常温分離:T20-3045
水素には軽水素(H2)、重水素(D2) 、三重水素(T2)と呼ばれる同位体が存在し、D2は中性子の減速材、NMR溶媒、化学・生物学試薬や、半導体・光ファイバーの製造工程で使用され、T2は核融合発電の燃料としての利用が期待される。H2 /D2 /T2の混合ガスから水素同位体を分離する方法として、液体水素の深冷蒸留が実用化されているが、水素を液化するために20Kまで冷却する必要があり、多量のエネルギーを消費することが課題である。研究室レベルでは、多孔性物質を用いた量子ふるいという方法で200Kでの同位体分離に成功しているが、常温(273K~373K)での同位体分離は達成されていない。
本発明は、窒素脱離法で作製した水素分子錯体に対するH2 /D2 /T2の吸着エンタルピーの差を利用し、水素分子錯体をカラム等に封入して混合ガスを流入させることで、常温において水素同位体分離を可能とするものである。さらに水素吸蔵合金等を使用した場合に想定される高圧状態も不要となる。 (詳細を見る)
取扱会社 東北大学技術:水素同位体常温分離:T20-3045
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