株式会社メトロポリタンギャラリー
最終更新日:2023-05-20 16:00:41.0
ジャパニーズデザインのパイオニア『渡辺力』のデザインシリーズ
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞 受賞『リキスツール』
1965年にデザインされたリキスツールは、椅子としての十分な耐荷重を持ちながらも、子供が積み木のようにして遊ぶことができるほど軽量なスツールです。
段ボールというリサイクル可能な素材を完璧な組立構造によって堅牢さを強化。発売当時には「4つのスツールで象の体重を支えられる」と話題になりました。
2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞。
東京オリンピックの翌年、1965年に婦人画報社の展覧会の企画の一つとしてデザインされました。
高度経済成長期真っ只中に、その時代の流れに逆行しているかのような段ボール製のリキスツールが、当時デザインされたこと
人や環境に優しいデザインが重視される遥か前に、未来を予測していたのではないか?と思える点が評価されました。
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『ソリッドスツール』
日本を代表する建築家 清家清氏による「数学者の家(1954年/東京都目黒区)」の家具デザインを担当した渡辺力氏が、玄関先に置くスツールとしてデザインしたのが「ソリッドスツール」です。
当時は既製品の選択肢はあまりなく、ほぼすべての家具が特注品として作られました。このスツールは後に、写真館(東京都港区)の待合室にも設置され、高島屋で開催されたモダンリビング展に出品されるなど、多方面で注目されましたが、当時、商品化されることはなく、デザインから半世紀を経た2005年にメトロクスから復刻が実現しました。
無垢板の座面とスチールロッドの脚部が、直線的で端正なフォルムを生み出しており、日本人初のミラノ・トリエンナーレ金賞を受賞した渡辺力氏の代表作「トリイスツール(1957年)」を思わせる佇まい。
このフォルムを特徴づけている座面の傾斜は、”平らな座よりも、腰をかけて楽であるように”という渡辺力氏の意図が込められています。また、2枚の座板の間には持ち運ぶことを想定した手をかける孔(あな)が設計されているなど、細かな配慮が見られるミニマルな構造美はさすがです。
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『リキモビール シャンブル』
当時、ショールームやホテルのラウンジの設計に多く携わっていた渡辺力率いるQデザイナーズは、1976年に新橋第一ホテルのメインバー「シャンブル」の設計を手掛けました。氏が最も好んだ素材「銅」は内装の壁面にも採用され、バー空間に吊るされたモビールにも銅が用いられました。
このモビールを、メトロクスが「リキモビール シャンブル」として2017年に製品化。銅板と無垢のチーク材の組み合わせで構成されたこのモビールは、素材の重厚感とフォルムの軽やかさを合わせ持ち、シックな空間を演出します。製品化モデルでは銅板の表面にバイブレーション仕上げを施し、落ち着きのある風合いに仕上げています。 (詳細を見る)
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