日本フェルスター株式会社
最終更新日:2019-12-29 16:44:58.0
飽和分極法による磁性相とオーステナイト相の測定と分析により鉄鋼の結晶構造の管理を非破壊で
基本情報飽和分極法による磁性相とオーステナイト相の測定と分析により鉄鋼の結晶構造の管理を非破壊で
飽和分極(SP)測定で、被検査材に施す準備がほとんど要らず、複数の鉄鋼材料相の形状に関係無く正確な分析が非常に素早く行えます。
鉄鋼業では、最終製品(原料または半製品に関係なく)に複数の材料の相(オーステナイト、フェライト、マルテンサイト等)が含まれていることがよくあります。飽和分極(SP)による測定方法を使うことにより、被検査材に施す準備をほとんど、または全くする必要がなく、正確な分析を非常に素早く行うことができます。
ステンレス鋼にはマルテンサイト、フェライト、オーステナイトの相が様々な比率で配合されています(二相またはフェライト系ステンレス鋼等)。各相はある合金元素によって触媒作用を受けています。例えばクロム(Cr)はフェライト相を生成するのに対し、ニッケル(Ni)はオーステナイト安定剤になります。磁気位相は力学的性質(硬度、多孔性、脆性)を示します。その性質よって使用用途が適さない場合があります。例えば、鋼から道具や高応力下の薄い金属帯を製造する場合です。この場合、マルテンサイトやその他の磁気位相の割合を把握することが重要です。そこで飽和分極を使用すると、(熱処理や冷間加工後の)製造途上や納入品検査時点での磁気位相の管理を素早くかつ正確に行うことができます。
取扱会社 飽和分極法による磁性相とオーステナイト相の測定と分析により鉄鋼の結晶構造の管理を非破壊で
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