ため池の水位低下をサイフォンの原理で安価に実現！ハイブリッド・山辰サイフォン排水装置！

　ため池などの高低差のある場所において、水位の低下のための排水をサクションホースと専用部材を用いて容易に起動させ、排水を実施する装置です。サイフォンの原理による排水のため、燃料費がほぼゼロになります。燃料費について、大幅なコストダウンが可能であり、また、燃料の給油手間も軽減が可能です。φ100mmの装置は、人力運搬が可能であり、重機が侵入できない場所でも設置が可能です。
　高低差があればあるほど、排水量が増し、実績では、φ100mmの装置で毎分2m3以上の排水を記録しております。これは、従来のφ150mmの水中ポンプを用いて動力で排水している排水量とほぼ同等の数値です。
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　三重県伊賀市のため池にて水位低下を検討していた企業様から、ハイブリッド・山辰サイフォンのお問い合わせを頂きました。現地状況を考え、φ100mmのサイフォン排水装置を設置しました。
　サイフォンの排水によって、幅１００ｍ、奥行き１００ｍのため池の水位を1日に20cmずつ低下することができました。
　現地は大型の重機が進入できない場所であり、小型の不正地運搬車と7名の作業員にて運搬、設置を実施しました。
　また、サイフォンの起動にあたっては、4インチ水中ポンプおよび三相発電機の運搬が困難なため、2インチ水中ポンプ3台と人力運搬可能なポータブル発電機を用いてサイフォンの起動を実施しました。
　配管延長100m、ため池の水位と吐き出し口の高さの差は10mの設置条件で、サイフォンの排水により燃料ゼロで毎分2m3の排水を実施しました。毎分2m3は動力を用いたφ150mmの水中ポンプに匹敵する排水量でした。　
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京都のため池にてため池の改修工事があり、水位低下のため、ハイブリッド・山辰サイフォンのお問い合わせを頂きました。現地状況を考え、φ100mmのサイフォン排水装置をご提案しました。
　サイフォンの排水によって、幅50ｍ、奥行き50ｍのため池の水位を1日あたり約１ｍ低下することができました。
　小型のバックホウと6名の作業員にて運搬、設置を実施しました。
　配管延長80m、ため池の水位と吐き出し口の高さの差は10mの設置条件で、サイフォンの排水により燃料ゼロで毎分1.7m3の排水を実施しました。　 （詳細を見る）

　三重県伊賀市にて設置してある山辰サイフォンは、設置以降、順調に稼動を続けています。そこで、従来の水替工法と比較し、どれほど費用縮減が出来たかを計算してみました。
　従来工法で必要な燃料費、水中ポンプ、発電機の賃料は1ヶ月で約60万円程度となっています。山辰サイフォンは、燃料費、水中ポンプ、発電機を使用しないので、その費用を大幅に縮減できます。本装置のリース料を差し引いても約50万円程度のコストカットになっています！
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