インターケミ株式会社 電気化学測定用電極&セルアクセサリー

飽和KCl銀・塩化銀参照電極は実験でよく使われる基準電極の一つであります。
　AgCl + e = Ag + Cl-　　　Ｅ0 = 0.199V vs NHE 　25 ℃
　電極の構成はAg/AgCl/飽和KCl溶液です。電極はガラスで加工され、先端の絡液部は多孔セラミックスで使用されています。
　普段の測定に電極を直接に測定溶液中に差込んで、使います。 Cl-イオンを含むことは避けたい場合又は非水溶液を測定する場合に、ホルダーを付けて利用できます。そのほか、参照電極先端はセル中の溶液と接して、汚染するのを防ぐためにも、使います。先ず、ホルダーに溶媒と支持塩を入れてから、参照電極をホルダーに取り付けます。その後、測定溶液に差込ます。
　内部飽和KCL溶液を補充することが簡単にできます。電極は長持ちです。
同じ寸法のSCE飽和KCｌカロメル参照電極、Sulfate水銀/硫酸水銀参照電極をご用意しております。

アルカリ溶液中に電気化学測定はしばしば使われています。特に、ニッケルアルカリ二次電池、アルカリ性燃料電池等の研究に、強アルカリに耐える参照電極が必要です。SCEキャロメル電極のHg/Hg2Cl2/KClの代わりに、Hg/HgO/1M NaOH を用いた参照電極です。
　HgO + H2O + 2e = Hg + 2OH- E0=0.098 V vs NHE 25°C
　2002年から試作を始め、2003年から販売をスタート。この10年間に数千本を販売しました。この間にも、電極が、2度改良されました。大学と共同研究で、電極の絡液部はセラミックスの代わりに、新素材が使用されることより、耐アルカリ性と電気化学的の導通性は向上されました。
　電極ボディ の材質は耐薬品性のテフロン樹脂で加工されます。従来の商品より、強いアルカリ溶液に耐えます。出荷の時に、電極の組み立ては済み、内部液は1M NaOHで、そのまま、使えます。電極の上端部キャップはねじ込み式ですので、取り外しは簡単です。電極内部液は自由に交換でき、例として、1MのNaOH、或いはKOH溶液、6MのNaOH或いはKOH等を使用されます。

コードCPt定価9,800円。白金ワイヤの直径は1mm、長さは10mmです。
コードCPt035定価6,700円。トータル長さは70mmです。Ptワイヤの直径は0.5mm、長さは35mmです。この白金ワイヤの長さと面積は、当社の20ml電気化学セルに適しています。電極の面積は当社の作用電極面積より大きいです。
コードCPt250 定価23,800円。直径0.5mm,長さ250mmの99.99%白金ワイヤーで作られたカウンター電極です。トータルの長さが80mmです。直線白金ワイヤの長さが30mm,コイル状の長さが約15mmです。大きい面積を持つ対極です。

当社の光電気化学セルは、さまざまな形状とサイズの多種多様な光アノードに対応するように設計されており、光アノードは取り外し可能なテフロン製プレート治具に接続されています。 ガスパージも可能です。

中間研磨セット
コード40-7052 ナイロン研磨ディスクパック(20枚、直径72 mm)
コード90-187510 アルミナスラリー（0.3µm、180 mLボトル）
仕上げ研磨セット
コード　40-7212 レーヨンマイクロクロス研磨ディスクパック(20枚、直径72 mm)
コード　90-187505　超微細アルミナスラリー（0.05 µm、180 mLボトル）

グラファイトカウンター電極(NEW)は、貴金属代替材料として知られているグラファイトで構成されています。燃料電池触媒評価（ORR)等によく使われています。
　グラファイト対極は、電機化学測定に使用されます。作用電極と黒鉛電極の間に電流を流します。測定後、電極をエタノールで数回洗浄した後、窒素環境或いは自然乾燥させる必要があります。

Green Sulfate グリーン銀/硫酸銀参照電極(NEW)
電気化学測定溶液にCl-を含ませたくない場合(例、Cl-の分析)、又は、酸性、特に、硫酸、硫酸系電解質の場合には、水銀/硫酸水銀参照電極の代わりに銀/銀硫酸参照電極は使われています。弊社のSCE電極と比較、1ｍＭのFerri/Ferro溶液のCV測定電位差は0.440Vです.