タカラサプライコミュニケーションズ株式会社 【DTPコラム4】刷版無処理化で環境負荷軽減・作業効率向上に成功
- 最終更新日:2021-10-05 16:58:58.0
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環境負荷軽減と作業効率向上のために取り組んだ、「刷版の無処理化」
印刷物の完成までには、
印刷前の準備段階である「プリプレス」
印刷工程の「プレス」
印刷後の加工段階を指す「ポストプレス」
の大きく3つの工程があります。
「プリプレス」は、印刷物の内容や仕様の企画に始まり、
編集やデザインを経て、DTPでの印刷データの作成、印刷用の版(刷版)の出力までを指します。
ただ従来の刷版工程には大きな課題がありました。
1.<環境負荷が大きい>
・現像液と洗い流す水が混ざり合った廃液は、アルカリ濃度が高く特別管理産業廃棄物に定められています。
・酸性のガム液も産業廃棄物として排出されます。
2.<業務負荷が大きい>
・薬品の取り扱い、廃液の処理には厳重な管理が必須で、継続的な教育も必要。
・3カ月ごとに、現像液・ガム液の交換、自動現像機の洗浄が必要。
・90時間(4日)連続で自動現像機を停止させると、処理液の全交換が必要。
これら課題の解決法として取り組んだのが、現像工程を必要としない無処理版の導入です。
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