3D地中変位計シェイプアレイ(ShapeArray)[以下、通称SAA(エス・エー・エー)]は、3軸MEMS静電容量式加速度センサ(傾斜センサ)を用いた、3D地中変位計です。トンネル、橋梁、ダム、盛土などの建設工事中のリアルタイムな地盤の変形測定、道路、湾港施設などの社会インフラをはじめとした既存構造物の変形モニタリング、山間部や河川流域などの地すべり遠隔監視などに使用されます。鉛直挿入時の3D(XYZ座標)測定、水平設置時の2D(隆起沈下)測定、アーチ状(円・半円)設置時の内空変位測定ができます。鉛直設置時は特に、測定パイプ内部でジグザグになるように設置して測定パイプ内部に固定する特許技術により、最小27mmから最大100mmの内径のパイプに設置することができ、適用範囲が拡大しました。設置には専用のガイド管は必要なく、手軽に入手できる塩ビ管(鋼管)などが利用可能です。また既設のガイド管に直接SAAを設置することもできるため、自動測定への移行も容易に可能です。
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基本情報地中変位計『シェイプアレイ(ShapeArray)』
SAA(シェイプアレイ)は堅牢なセグメント(セグメント長は250, 500, または1000mmの定尺)とフレキシブルなジョイントで構成されています。モデルSAAVは鉛直/水平/アーチ状の3通りの設置に対応しています。モデルSAAXは水平設置専用で、大規模な盛土などの広範囲の沈下を測定するために採用されるケースが多いです。
各セグメント内には3軸MEMS静電容量式加速度センサ(傾斜センサ)、デジタル温度計、CPUが内臓されています。
各セグメント内のCPUで移動平均処理をするAIA(Averaging In Array)モードが塔載されているため、データロガーおよびPC側の通信処理負荷が低減されます。また、デジタル温度計で計測した温度を利用し、多項式温度補正を適用しています。これら平均処理や温度補正により高精度な変位データを提供しています。
システム構成は大別すると2構成になります。リアルタイム監視が必要な場合は"PC接続"、地中の挙動変化を長期的に遠隔監視する場合は"データロガー接続"を選択します。
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価格情報 | 価格はシステム構成の規模で大きく異なります。詳細はお問合せください。 |
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納期 | お問い合わせください |
型番・ブランド名 | SAAV500, SAAV250, SAAX1000, SAAScan, SAAV Extend, ShapeArray |
用途/実績例 | ■用途/ SAA(シェイプアレイ)はトンネル工事現場でのリアルタイム測定、ネットワークを利用した遠隔地からの地滑り測定、トンネル・ダムなどの既存構造物の形状変化測定、大規模盛土の沈下測定に使用できます。 ■国内実績/ ゼネコン各社が関係するトンネル、道路、橋梁などの社会インフラ工事、国交省地方整備局による地すべり復興後の地盤監視など、多数の実績がございます。 ■アプリケーション/ トンネル工事、トンネル天端沈下測定、トンネル先行変位、トンネル内空変位測定、トンネルメンテナンス時の内空変位、水路内空変位、海岸壁補強工事、地すべり復興後の道路地すべり遠隔監視、広範囲の盛土監視、地下鉄工事、河川流域斜面測定、地すべり測定、山間部道路の法面沈下測定、沿岸部鉄道法面沈下測定、川沿いの道路モニタリング、軟弱地盤補修評価、ダム取水口変形測定、ダムのコンクリート劣化補修の評価、冬季の寒冷地での地すべり測定(-35℃までの低温環境)、下水管の変位測定、土留め壁、橋梁変位etc… |
カタログ地中変位計『シェイプアレイ(ShapeArray)』
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