かじり・焼付きが防止できる「アルミナイズα処理」由良産商株式会社　特販部　特販課

耐熱性・耐食性・耐硫化性・耐焼付きかじり性・耐摩耗性に優れた特性を持つ「合金鋼」です。

　鉄系材料の表面に、新技術によって造られる
耐熱性・耐食性・耐硫化性・耐焼付きカジリ性・耐摩耗性に優れた特性を持つ「合金鋼」のことです。

　これは、従来使用されているすべての熱系材料（ステンレス・鋳物を含む）に生成することができ、従来製品及び新製品の付加価値を高めることに、広く利用できます。この「合金鋼」は、鉄とアルミニウムの「相互拡散現象」により形成されます。

基本情報かじり・焼付きが防止できる「アルミナイズα処理」

●アルミナイズα処理の基本的な特徴

1. 物理的性質
母材内部表面層にFe+Al合金層があり、
その最表面は酸化被膜（Al2O2）で覆われています。

●硬さが非常に高い。-MHV800～1,000
●耐焼付きカジリ性に優れている。
●熱に強い－溶融温度は約1,160℃
●処理による母材強度は殆ど変わらない。
●高い寸法精度が得られる。
●異種材料の結合（融着）手法としても有効。
●溶接も可能。

2. 化学的性質
合金層及び最表面の酸化被膜は、化学的に安定しています。

●耐食性の改善
　ａ．耐高温酸化性に優れている。
　ｂ．耐硫化性に優れている。
　ｃ．腐食全般にわたり改善ができ、
　　特に耐高温腐食性に優れた特徴を持つ。
　ｄ．応力腐食割れが防止できる。