【Lifestyle MEMBERS別冊】気候風土適応住宅

住宅設備や建材を取り扱う渡辺パイプでは、「Lifestyle MEMBERS」の
別冊『気候風土適応住宅』を発行しています。当資料は、日本各地の気候に合わせた家づくりの知恵や気候風土適応型住宅認定制度についての情報を掲載しています。

【掲載内容】
■インタビュー「地域の気候風土が及ぼす日本の家づくり」
■差が出る理由
■家づくりの知恵〈北海道・静岡・北陸・埼玉・鹿児島・沖縄〉
■気候風土適応型住宅認定制度スタート
■建築物には動植物を由来とするものがある

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当資料は、寒さと雪対策を行っている北海道の家づくりを紹介しています。

北海道の冬は、気温が氷点下になることもあり、住宅内の寒さ対策が重要です。
住宅には壁の断熱材のほか、様々な寒さ対策がとられ暖かく快適な空間で、寒い冬を過ごせています。

また、雪がすべり落ちる「落雪式住宅」や雪を溶かす「融雪式住宅」など
雪に対する対策も大きな特長となっています。

【寒さ対策】
■暖房：セントラルヒーティングやオール電化住宅の増加
■煙突：FF式のストーブやボイラーが多く、煙突のある家は少ない
■玄関：玄関の周りをガラスで囲った｢風除室｣を設置
■屋根：降雪に対応する鋼板屋根が主流
■窓：ペアガラスやトリプルガラスの窓を二重にして使うのが一般的

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当資料は、豊かな太陽光を活かした静岡県浜松市（太平洋側）の家づくりを紹介しています。

年間日照時間が長い浜松市では、太陽光発電の導入が多く、屋根の形状に
合わせてソーラーパネルを設置し、効率よく発電しています。

日照時間が長くなることでのメリットは、日照時間が長い南側の部屋では
日中とても明るく、照明器具が不要です。また、太陽の熱で室内が暖めら
れるため、冬の暖房費を節約することができます。

しかし、その反面で夏は朝から室温が高くなるので、冷房費がかかるというデメリットもあります。

【特長】
■年間日照時間が長い
■ソーラーパネルを設置
■日中は明るく照明器具が不要
■冬の暖房費を節約できる
■冷房費がかかる
■カーテン外部に目隠しフェンスが必要になる

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当資料は、高湿、多雨、多雪地域の北陸地方（日本海側）の家づくりを
紹介しています。

北陸地方は年間の日照時間が比較的短く、降水量が多い地域のため、
湿気対策・結露対策が重要になります。そこで住宅には調湿効果のある
木造住宅が多く見られるため、一層の取り組みが実施されています。

また、住宅の劣化を防ぐ対策として、全周換気や外壁通気工法といった
方法が取られています。

【対策】
■調湿効果のある木造住宅が多い
■壁体内結露から守る外壁通気工法
■キソパッキング工法による全周換気
■雨の日でも洗濯物が干せるサンルーム

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当資料は、暑さ対策を行う埼玉県熊谷市の家づくりを紹介しています。

埼玉県熊谷市をはじめとする暑い地域の住宅は、涼を取るためや換気を
するために日中窓を開けても蒸し暑い外気しか入ってこないため、
どのようにして室内の温度を抑えるかがポイントになります。

まずは、屋根面と開口部からの熱の侵入をどう抑えるか、そして夜間に
どう熱を逃がすか、この2つが大きなポイントです。

【主な対策】
■屋根の断熱
　・断熱、遮熱素材の屋根材を使用
　・遮熱効果のある塗料を使用
■窓に高低差をつける
　・立体的な通風計画が重要
■開口部で使う「Low-E複層ガラス（遮熱タイプ）」
　・太陽の日射熱を50％以上カット
　・夏は涼しく冬は暖房熱を外へ逃がさないガラス

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当資料は、火山灰対策を行う鹿児島県の家づくりを紹介しています。

火山灰は小さな粒子ですが、膨大な量が降ると交通やライフライン、
農業、健康など様々な被害をもたらします。

住宅への灰の侵入を防ぎ、溜まりにくく、除去しやすく、灰から積極的に
守るという考え方で、住宅のメンテナンスの省力化と快適さの向上、建物
の長寿命化を図っています。

この対策に対する住宅を「克灰住宅」と呼び、その普及が進められています。

【主な対策】
《克灰住宅≫
■屋根：克灰瓦等の製品を使用
■開口部：気密サッシ、二重サッシを採用
■換気法：床下等からの気流を用い、外気の直接の導入を避ける
■仕上げ：凹凸の少ない平滑な仕上（磁器質タイル等）
■軒樋：勾配を急にし、また、縦樋の間隔を短くする

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当資料は、亜熱帯地域に属する沖縄の家づくりを紹介しています。
沖縄の住宅は、本州では見られない独特な造りが見られます。これは、沖縄の暑さと高い湿度に対する住まいの工夫です。

暑さ対策には、壁の開口部や窓を大きく取って、同時に風が通り抜ける
ことができるような開口部の配置に。床はできるだけ高床にして、湿気が抜けるように床下にも風が通れる造りが良く見られます。

また、台風の直撃による被害を抑えるために、敷地の周囲に木々を植え、屋敷林を配置したり、石垣で囲ったりなども沖縄の住宅の特長です。

【主な対策】
■自然風の利用
■日射遮蔽
■外壁・屋根などの遮蔽
■開口部の遮熱・断熱

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