発電、電力使用マネジメント最前線。貴社の利用は “適切”ですか?

掲載開始日:2017-03-13 00:00:00.0

発電、電力使用マネジメント最前線。貴社の利用は “適切”ですか? 未来工業株式会社

 各地で目にするようになった太陽光発電パネル。再生可能エネルギーの有効な選択肢の一つとして大きな期待が寄せられています。一方で、それを「事業」と見た場合にはどうでしょう?発電効率の追求やトラブル対応、リスク管理などの「マネジメント」について、実は十分ではないという現実があります。その大きな要因は、測定精度の甘さと売電額計算のブラックボックス。それらの解消なくして、発電事業のマネジメントはあり得ません。太陽光発電事業の成否、永続性にもつながるこの問題の解決に取り組む、未来工業(岐阜・輪之内町)に話を聞きました。

今回紹介する技術と製品

電力使用量は『適切』ですか?
電力のムダを抑え、省エネ・最適化!

事業所で使用する電力・電気料金を「最適化」することは、単なる省エネとは違います。未来工業の『電力マネージャー』は、電力運用の見直しの取り組みをサポートする「エネルギーマネジメントシステム」です。マネジメントに必要な「電力の測定精度」と「料金計算の正確性」を兼ね備え、事業所のエネルギー効率を向上させることができます。

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太陽光発電所は“適切”な管理がなされていないという事実。
管理システムはモニタリング、監視を超えて「マネジメント」へ。

開発部 EM課 課長  小枝 浩文 氏

 早速ですが、全国各地にある太陽光発電所は“適切”に運営されているでしょうか?

 再生可能エネルギーの最たるものとして話題に上る「太陽光発電」ですが、その歴史はまだまだ浅く、実際の運用については、脆弱な部分が数多くある…というのが実情です。

 例えば、2012年7月より太陽光発電の全量売電がスタートし、各地で太陽光発電所が建設されました。しかし、特に低圧連係の発電所では電気主任技術者を置く必要がなかったため、適切な維持管理がされずに放置される発電所も出てきました。トラブルが発生しても対応できない…実際にはこういったことが至る所で起こっていたのです。

 そこで出てきたニーズが「遠隔監視」です。遠隔監視には、大きく2つのタイプがあり、1つは単に発電しているかどうかを見る「状況・状態表示」、もう1つは機器や設備のトラブルの有無を見る「監視」です。もちろんそれらも必要ではありますが、もう1点絶対にはずせない視点があります。

 それが、“適切に運用されているか”を見る「マネジメント」の視点です。当社の太陽光発電モニタリングシステム『発電見張り番』では、その点にとことんこだわり抜きました。

発電量、売電金額をスマホやパソコンでリアルタイムに確認。
専門知識不要で、リピート多数。

(図)発電見張り番のホーム画面。発電量のグラフもかんたんに見ることができ、パネル異常も一目瞭然。

 「マネジメント」の視点から開発した『発電見張り番』には、いくつかの特徴的な仕様があります。

 まず、発電量の監視はパワーコンディショナーごとで行います。これにより、「どのパネルの出力が低いのか?どの系統に異常があるのか」がリアルタイムでわかります。もちろんグラフとしても表示されますので、まさに“一目瞭然”です。これまで、発電所全体(すべてのパネルの合算)の発電量だけを見てなんとなく「発電量が落ちたかなあ…?」と思っていたケースでも、明確に異常箇所がわかります。

 さらには、従来からあった「管理の手間」も軽減しました。低圧と高圧の発電所が混合している場合でも まとめて管理することができますし、複数の発電所の売電金額も一ヵ所で集計、計算ができます。

 また、パソコンやスマートフォンからリアルタイム(1分毎に更新)に発電、売電状況が見られるので、『快晴で発電量が多い日には、発電見張り番を見るのが楽しい』というお客様もいらっしゃいます。売電状況は日々気になるものですし、最も長く見ることになる画面のデザインには特にこだわりました(図)。

 「使いやすい、結果が見やすい」ことは、マネジメントで重要になる「情報収集」において有用です。結果として、一度お使いいただいたお客様からは、「手放せない!」ということで、発電所の増設時に数多くのリピートをいただいています。開発者にとっても、本当にありがたいことです。

 しかし、「電力のマネジメント」を目指す上では、実はこれらよりも重要なことがあります。それが「データの測定精度」です。逆に言えば『測定精度なしに電力のマネジメントは不可能』です。

※「発電見張り番」のデモ画面を公開しています。ぜひこちらからご覧ください。
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「測定精度」がなければ、電力のマネジメントはできない。
貴社の事業所の電力利用は“適切”ですか?

事業所の電力利用、電気料金を最適化する「電力マネージャー」の活用イメージ

 電力のマネジメントを目指すにあたって、何よりこだわったのが「測定精度」です。導入のしやすさや使いやすさなどはもちろん重要ですが、それらは「データが信頼できて初めて」価値があります。測定データに影響を与える要因は、電源のノイズや設置時の施工ミスなど数多く存在します。それらを一つ一つ解消する作業に、何よりも注力しました。

 さらには、電力会社との間で発生する使用料金や売電料金の計算方法。こちらも様々なルールや割引などが絡み合い、実際に調べてみると、まさに複雑さの極みでした。しかし、それを紐解かなくては「売電料金」の適切な管理はできません。こちらも徹底的に調べ、試行錯誤を重ね、十分実用に耐える「測定精度」に辿り着きました。

 実際、この測定精度を担保していることによって、電力会社側の売電計のトラブルを指摘できた、という事例もありました。ここまでの精度を誇るシステムは、私が知るところでは他にないものと思います。「電力のマネジメント」を目指すシステムとして、当社の製品は“抜きんでている”と自負しています。


 一方で、「電力、電気料金を高精度に測定、計算」できることは、例えば事業所の電力使用、電気料金の見直しや適切な利用に繋げることができます。それを助けるのが、『電力マネージャー』というサービスです。

 そもそも、『事業所の電力や電気料金が“適切”かどうか?』考えたことはありますでしょうか?これは、空調を抑えたり電灯を消すなどして行う、単純な省エネとは根本的に違います。

 まず、事業所全体の電力を系統ごとに正確に把握し、デマンド(30分単位で使用した最大電力。電気の基本料金に関係)を監視しながら、事業所全体で電気の利用を調整します。次に、その取り組みを継続していく中で、計測データに基づき、事業所にとって収益効率の良い電気の使い方を導き出します。さらにそれを自動制御していくのです。

 おそらく、今、これをやろうとしても、多くの事業所では「何が適切なのか?」「何をすれば良いのか?」という点が見えないと思います。前述したように、「正確なデータ」と「正確な電力料金」を基にしたデータ解析の手法やその具体的な対応手段がわからないからです。 当社のサービスの価値は、ここにあります。

 事業所の運営にあたって、電気料金という部分が『ブラックボックス』になっている…。マネジメントにおいては致命的に感じる経営者の方も多いのではないでしょうか?「電力使用、電力料金の最適化」はその取り組みが早ければ早いほど、継続的に得られる恩恵が大きくなります。まずは、お気軽にご相談をいただければと思います。

例えば「50kW太陽光発電所で年間1000万円売電」すること。
本気で目指すことで、未来を変える。

太陽光発電の普及に、適切なマネジメントは不可欠

 当社が電力を“適切”に管理するマネジメントにこだわるのは、それが目の前の「エネルギー」だけでなく、様々な問題を解決し、社会をより良い方向に変えていくと考えているからです。

 たとえば、高効率の売電という意味で「50kWの太陽光発電所で年間売電300万円」というようなフレーズを耳にすることがありますが、これを「1000万円にする!」ということを本気に考えています。そのような 超高効率の太陽光発電システムができれば、様々な波及効果が生まれるからです。

 土地に余裕がある地方においては、より太陽光発電が促進され、「地方の活性化」「地域格差の是正」につながります。そこから多様なライフスタイルが生まれるはずです。都市への一極集中の緩和や、地方での就業機会、所得の向上は少子化問題にもプラスに寄与します。

 世界の国々を見渡せば、その「地下資源、エネルギー」には格差がありますが、太陽は多くの場所で手に入るある程度平等な資源です。太陽光発電が普及し、そこからエネルギーを生み出せる地域、人々が増えれば、エネルギーについての争いも減少します。その普及にあたっても、太陽光発電の経済合理性は不可欠です。一般的にいわれる基幹電力としての利用においても、その適切なマネジメントの必要性は言うまでもありません。

 当社はこれからも、電力、電気料金の「測定精度、マネジメント」にこだわっていきます。 それが未来をより良くするために着実で、そして有効な手段だと考えるからです。

 未来工業は、創業から社員の「やる気」を大切にしています、 managementを和訳すると、一般的には管理となりますが、管理をする側とされる側では感情的な摩擦が生じることも少なくありません、managementを「やり繰り上手」と訳せば、社員を「やる気」にさせる魔法の言葉になります。

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