発電機なしで照明確保!夜間作業の常識を覆す省エネLED投光器

掲載開始日:2016-07-11 00:00:00.0

発電機なしで照明確保!夜間作業の常識を覆す省エネLED投光器

 夜間の工事・作業現場で、第一に必要となる作業照明。しかし、電源確保のためにガソリン式発電機を使うと騒音が発生し苦情の原因となることも。給油作業も火災・爆発の危険性を孕んでいます。独自の技術で脱着式のバッテリーを開発、持ち運びも簡単で騒音も全くでないため、夜間作業の現場に続々と導入されているLED投光器『X-teraso(エックステラソー)』を開発したMIRAI-LABOに話を聞きました。

LED投光器

今回紹介する技術と製品

LED投光器『X-teraso(エックステラソー)』

MIRAI-LABOのLED投光器『X-teraso(エックステラソー)』は発電機なしで作業照明を確保できるLED投光器。騒音も無く、消費電力は18Wと省エネ。重さも5kgと軽く、背負うことができるので、高所にも持ち運んで照射することができます。さらに、防水性能を有しているので雨の中でも使用可能。4本の自在式アームでシーンにあわせた利用を可能としています。

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“ホタルにやさしい照明をつくりたい”
LED業界のブレイクスルーとなった特許技術
「高効率特殊リフレクター」

MIRAI-LABO 代表取締役CEO 平塚利男氏

 当社は平成18年に創業し、「CO2削減プロジェクト」としてLED製品の研究・開発をメインに事業を行ってきました。今でこそ「環境配慮」、「CO2削減」といえば誰でもピンとくると思いますが、創業当時はまだまだ世の中に環境への意識は浸透しておらず、理解して頂けないことも多々ありました。

 事業のきっかけとなったのは、個人的なボランティア活動です。私はホタル再生事業に参画し、全国130個所で活動を展開していました。その時思わぬ課題に直面したのです。ホタルが川に帰ってくると、そこに人が集まるようになります。そして安全のために街灯や照明が設置されると、電球や蛍光灯が放つ紫外線に蛍が集まってしまい、その熱で死んでしまうのです。なんとかしなければいけないと考え、紫外線が少なく自然環境に影響の少ないLED照明に注目しました。

 しかし当時のLED照明はまだ黎明期、信号機などサインとしての利用ができる程度で、照明として利用できるようになるのは2020年頃だと言われていました。なんとしてもLED照明を早く手に入れる必要があったので独自に研究をすすめ、LEDの光を遠くに飛ばすための高効率特殊リフレクターの開発に成功しました。これによりLED灯が完成、照明としての利用が可能になりました。

 高効率特殊リフレクターは大手メーカーへのライセンス供与を経て、現在は世界中で利用されています。このリフレクターをコア技術の一つとして、当社はLED製品の開発を展開してきました。

軽量・省エネ・騒音なし!夜間作業の常識を変える
LED投光器『X-teraso(エックステラソー)』

LED投光器『X-teraso(エックステラソー)』(左)、夜間、高所での作業(右)

 リフレクターの開発実績により、業界から注目が集まるようになりました。その後、東日本大震災が発生、被害を受けた地域のインフラ復旧作業に必要な照明装置を作ってほしいという依頼が電力会社から入りました。

 これまで屋外の作業現場では、発電機を使うバルーン型の投光器が一般的でした。しかし、当時は津波による浸水で多くの発電機が使えないという状況。それに、発電機を使った投光器には騒音、排気ガス、ガソリン給油時の危険性、持ち運びできないなど多くの課題がありました。当社ではそれら全てを解決すべく全く新しい屋外作業灯の開発に着手しました。

 プロトタイプの納品から240個の課題が現場から寄せられ、一つずつ改良を加えていきました。その中でも、リチウムイオンバッテリーを脱着式にしたことで、スペアさえあれば安全に長時間の連続運転を可能にできたことは大きな収穫でした。

 LED投光器『X-teraso(エックステラソー)』は発電機を使わないので騒音も無く、消費電力は18Wと省エネ。重さも5kgと軽く、背負うことができるので、地上に設置せずに高所まで持ち運んで作業環境を照らすことができます。さらに、自在式アームを採用しているのでシーンにあわせた照射を可能としています。

警視庁、消防も注目!
照明確保にかかるコストを大幅削減、各所で導入進む

消防団の夜間捜索活動訓練(左)、夜間の鉄塔での作業(右)

 エックステラソーは軽量で誰でも持ち運びできる上に、発電機なしで作業照明の確保ができるので様々な分野で活躍しています。

 消防などでは水害のあった地域の捜索・救出作業を夜間に行うケースで、従来は隊員が懐中電灯を片手に活動していましたが、防水性能をもつエックステラソーを背負うことでより広範囲を照らすことが可能になりました。また野営をする際にも迅速に照明を確保することができます。

 最もコスト削減に成功した事例は、鉄塔などでの高所作業を専門とする業者です。夜間に落雷や突風などで被害を受けた鉄塔・電線の修復をする場合、事前に大型クレーン車を持ち込み、数百キロもある照明器具と発電機を吊り上げて現場を照らすという非常にコストのかかる方法をとるしかありませんでした。

 エックステラソーの導入により、照明確保が非常に簡単になり大幅なコスト削減に成功しました。他にも、警視庁や自衛隊などでも導入が進んでおり今後活躍の場はさらに広がると考えています。

“人にも環境にもやさしい技術を”LED照明の可能性は広がる

厚さ約1ミリの太陽電池(左)、福島県に新設した研究施設兼工場(右)

 最近では、薄さ約1ミリの太陽電池とエックステラソーをセットにした『ソーラーパッケージ』の販売を開始しました。災害時や山岳地帯など電源がとりづらい環境でもバッテリーを充電することができます。太陽電池は薄いシート状になっているのでまるめて持ち運びすることも可能です。

 日本は災害が多く、地下資源にも乏しい国です。発電機でガソリンを消費していくのではなく、太陽光や風力などの自然エネルギーをもっと有効に活用していく必要があると考えています。

 昨年、福島県で廃園予定となっていた町営幼稚園を譲り受け研究施設兼工場としました。自然エネルギーや野菜の工場栽培などまだまだ挑戦したい分野はたくさんあります。新しい施設を拠点に、人にも環境にもやさしい技術を引き続き開発していきたいと考えています。

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取扱会社

MIRAI-LABO株式会社

○CO2削減に関するシステムの研究・開発・製造・販売・コンサルティング全般 ○省エネ型LED(発光ダイオード)照明システムの研究・開発・製造・販売 ○自然エネルギー発電照明システム及び、環境配慮型街路灯システムの研究・開発・製造・販売 ○新エネルギー技術の研究・開発・発明 ○土壌に関する調査・研究・改良・維持 ○水質に関する調査・研究・改良・維持 ○海洋に関する調査・研究・開発 ○循環型環境浄化システムの研究・開発・設計・コンサルティング全般 ○過疎化地域の活性化に関する研究・企画・支援・コンサルティング全般 ○食料・医療・住環境に関する研究・企画・支援・コンサルティング全般 ○知的財産の運用管理、及びそれに関わるコンサルティング全般

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