繊維系断熱材の代替に!吹付式硬質ウレタンフォーム断熱材

掲載開始日:2014-12-12 00:00:00.0

熱の対流・伝導・輻射をトリプルストップ!住宅を密閉化 熱ロスが少ない硬質ウレタンフォーム断熱材 アクアフォーム

熱はわずかな隙間から逃げていきます。住宅の断熱効果を上げるためには、いかに断熱材で住居を隙間なく埋められるかがポイント。形が決まっている繊維系断熱材に比べ、吹付式の硬質ウレタンフォーム断熱材はみっちりと細かな隙間まで断熱材を詰め込むことができ、設計データ通りの断熱効果が得られるとして評価が高まっています。
『アクアフォーム』の製品名で展開する吹付硬質ウレタンフォーム断熱材のトップメーカー・日本アクア(東京都港区)に話を聞きました。(聞き手:イプロス編集部)

硬質ウレタンフォーム断熱材『アクアフォーム』

今回紹介する技術と製品

硬質ウレタンフォーム断熱材『アクアフォーム』

アクアフォームは、水を使って発泡させる吹付式の硬質ウレタンフォーム断熱材です。
オゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフロンを全く使用しません。繊維系断熱材10Kの約1.5倍の断熱効果を保持し、透湿性も低く断熱材内部に湿気を通しにくいため、壁体内の結露を抑制し、建物の耐久性を高めます。

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吹付けで隙間ゼロ!寒気・暖気を逃がしにくい吹付式

中村 嘉孝 取締役
営業本部長 兼 南関東ブロック長

――繊維系断熱材と吹付式硬質ウレタンフォーム断熱材は、どのような違いがあるのですか?

まず、断熱には“密閉”することが最も重要です。隙間があれば熱が移動し、夏は冷気が外へ出て、冬には暖気が逃げて行ってしまいます。それは冷蔵庫と同じようなもので、冷蔵庫は扉が開いていたらまったく冷えません。扉が閉まって密閉されているから冷蔵庫は冷えるのです。だから住宅の断熱においても、この密閉性がとても大事になります。

繊維系断熱材は、もともと形が決まっていて施工性は高いのですが、どんなにサイズがピッタリだったとしても隙間なく嵌め込むのは不可能です。天井と壁の間や、壁に筋交いがあった場合には、形に合わせて切り貼りするので隙間が発生します。小さな隙間から少しずつ熱が漏れてしまうのが、繊維系断熱材など形が決まっている断熱材の弱点です。

一方、吹付式の硬質ウレタンフォーム断熱材なら、発泡硬質ウレタンフォームを隙間なく吹付けて膨らませるので、ほぼ100%隙間なく住宅を断熱材で密閉させることができます。

繊維系断熱材10Kの1.5倍の断熱性能。遮熱シートと一緒に使って効果アップ

吹付けで隙間なく充填できる

アクアフォーム施工の様子

――御社について教えてください

当社は材料となる発泡硬質ウレタンフォームの調達から施工管理まで一貫して行える断熱材メーカーです。吹付式の硬質ウレタンフォーム断熱材メーカーのほとんどは、材料を調達して施工会社に卸すだけですが、当社は自社で施工部門を持ち、認定パートナーの施工会社と合わせて工事まで出来るのが強みです。国内に45営業所、300台の施工機械があり、全国をカバーしています。 吹付式の硬質ウレタンフォーム断熱材は、RC造のマンションでは当たり前に使われていますが、それを一般住宅用に拡販させたのが当社の『アクアフォーム』です。硬質ウレタンフォームを現場で吹付けて発泡させ、住宅の隅々まですっぽり覆うことができます。細かな連続気泡によって断熱効果は繊維系断熱材10Kの約1.5倍にもなります。

ウレタンフォームの発泡には、通常フロンガスを使うことが多いのに対し、アクアフォームは特殊な薬剤と水を混合して炭酸ガスを発泡剤として使います。フロンガスを一切使わないので、オゾン層も破壊せず地球温暖化対策にも最適です。

また遮熱シート『アクアシルバーウォール』と一緒に使えば、アクアフォームで熱の“対流”と“伝導”を防ぎ、アクアシルバーウォールで“輻射”を防げます。熱の3つの活動を抑えることで、より断熱効果を上げることができます。

住宅用断熱材市場での認知度アップが課題。断熱リフォーム需要にも期待

リフォーム需要で活躍中の
ワンBOXカー

――今後について教えてください

現在、吹付式の硬質ウレタンフォーム断熱材は、住宅用断熱材としてほとんど一般消費者様には知られていません。まずはその認知度を上げ、効果を知ってもらうことから始まります。吹付式の硬質ウレタンフォームを使ってみたいという工務店様や設計事務所様を全国的に増やしていくのが目標です。各地の勉強会や施主様との打ち合わせの際に、2つの原液を混ぜて100倍に発泡するデモキットを使った実演などで有効性を伝えていこうと思っています。

また断熱リフォームの市場が賑わっているのに合わせ、当社もリフォーム需要に対応したサービスを提供していきます。通常、アクアフォームの施工には原料と施工機械で2トントラックが必要ですが、リフォーム用に小回りが利くようにすべての機械を小型化してワンBOXカー1台に詰め込むことに成功しました。この「リフォームカー」であれば一般車と同じスペースで済み、天井だけ、一部の壁だけ吹付式の硬質ウレタンフォーム断熱材を試してみたいというニーズにも応えられます。そうした案件を増やしていきたいと思っています。

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取扱会社

株式会社日本アクア

アクアフォームを隅から隅まで家全体をすっぽり覆ってしまう現場吹き付け発泡による断熱工事を行います。 施工に時間もかからず、手間もかかりません。一定の品質を確保するため、施工後に気密測定(別途有償)を行っています。

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